20代前半で「セックスレス」になった男性

レス体験談

出会い

妻とは20歳で出会いました。

当時、僕は20歳、妻は25歳で出会いのキッカケは知人の紹介。

20歳の青年にとって25歳の女性は大人に見え、紹介してもらった時から「キレイな人だなー」と思っていました。

僕は高校を卒業して、建設業で働いていて、まだ若かった事もあり朝早くから夜遅くまで働いていました。

社会人2年目。

とにかく稼ぎたかったのです。

一人暮らしは想像以上にお金が掛かりました。

20歳の青年が普通に働くだけでは食っていくので精一杯。

そんな事もあって、社会に出てからは仕事ばかりで女っけもゼロ。

そんな中、知り合った5歳年上の真由美。

少し前まで高校生だった青年が年上の大人の女性と恋に落ちるのに時間は掛かりませんでした

若さも手伝って猛アタックの末、お付き合い出来る事になったのですが

付き合いする上で真由美から付き合う条件として言われた事があります

「私は25歳で、そろそろ真剣に将来を考えている。遊びでお付き合いしたくないから

すぐにとは言わないけども結婚を前提に真剣に付き合って欲しい」

僕は、少し考えました。

まだ仕事を始めたばかりの20歳の青年です。

貯金も無ければ、1人で食っていくのに精一杯・・・

結婚なんて考えた事すらありませんでした。

しかし、当時の私はこの目の前の女性とお付き合いしたい

その気持ちが全面に出ていました。

あまり深く考えずに

「そうだね。しっかり自立して真由美を幸せにするよ」

と言い、晴れて私たちはお付き合いをする事になったのです。

交際期間

真由美は飲食店でアルバイトをしており、僕が住んでいた一人暮らしの家から近い距離にお店がありました。

狭い狭いワンルーム。肉体労働を終えた僕が家に帰ると、そこには夜ご飯を作って真由美が待っていてくれました。

高校を卒業して親元を離れて2年。

ごはんと言えば、近所の牛丼チェーンかコンビニの毎日の僕にとって、温かいご飯があるだけで1日の疲れが消えてなくなる程うれしかったです。

仕事で汚れ切った身体をお風呂で洗い、彼女の作った美味しいご飯を食べて寝る。

忘れてはならない事が、当時20歳の青年です。

夜のセックスは必ずと言っていいほど行いました。

日によっては2回、3回、4回・・・

真由美から「明日の朝も早いんだから、寝た方が良いんじゃない?」

と言われても構わずセックスをしていました。

身体の相性も抜群だと思っていました。

付き合ってすぐには「結婚」なんて物は自分にとって遠い存在だと思っていましたが

真由美と半同棲生活をしていく中で、ぼんやりと

「真由美とだったら結婚してもいいかもなー・・・」

と考える様になってきました。

お互いの笑いのツボも同じで、優しく綺麗な真由美。

結婚しても永遠にこの幸せが続くと思っていました。

当時の僕にとって、これはどのカップルにでもある

付き合ったばかりの燃え上がる炎であるとは分からなかったのです・・・

プロポーズ

今まで以上にとにかく働きました。

周りが嫌がる仕事も積極的に手を上げて、取れる資格は取りました。

真由美と結婚する為にはもっと稼がないといけないと思ったからです。

当時のワンルームでは正直、大人2人でも狭いです。

付き合ったばかりの若い2人にとっては、狭いワンルームが愛の住処感があり

それはそれで良かったのですが、結婚を考えるとなると、とても今の家で生活は出来ません。

せめて大人2人が多少でもゆとりを持って住める家に引っ越しをする為に

働いて、働いて、とにかく稼ぎました。

また真由美は親族だけでもいいから、小さな結婚式をしたいと言っていましたので

その結婚式の費用も考えながらお金を貯めました。

実は落ち着いたら車を買おうと思っていました。

21歳の青年が真っ先に考えそうな事です。

それも、真由美との結婚を第一優先に考えて辞めました。

「車は結婚してもう少し落ち着いてから買おう。」

当時の小さな夢だった、自分の好きな車を買う事は諦めて

口座に200万円の貯金がようやくできた22歳の春。

僕は真由美にプロポーズをしました。

真由美は27歳になっていました。

プロポーズはキレイな夜景が見える観光スポットで。

有給を使ってちょっと背伸びしたホテルを取っての旅行でしたので

プロポーズが成功した夜はいつも以上にセックスをしました。

「これが毎日続くのか・・・本当に幸せだな」

「いつか子供が産まれる事も考えて今まで以上に仕事を頑張ろう」

そんな事を想いながら、妻になった真由美を抱き、眠りにつきました。

喧嘩

恋人期間の僕たちは、ほぼ「喧嘩」をしませんでした。

お互いに仕事が忙しく何とか少ない時間を縫って愛を育んでいたので

「喧嘩」する暇もなかったと言うのが実の所かもしれません。

それは、お互いの両親への挨拶も終わり、結婚式の式場を見学している時の事でした

今思えば、本当にささいな事です。

式場のコーディネーターとの打ち合わせをしている時、前日の仕事で体が疲れ切っていた僕は

2時間を超える打ち合わせに霹靂していました。

そして、気が付くと椅子に座りながら寝落ちしてしまっていたのです

真由美はすぐに気が付き、まるで学校の授業中の様に肘で起こされました。

無事打ち合わせは終わり、その帰り道の事でした

真由美が見たことも無いくらいの形相で僕に言いました

「自分たちの結婚式の話をしているのに、寝るなんてありえない。何考えてんの?」

僕は、前日の仕事がかなりハードな事やここ数日、両家の挨拶などで疲れていた事。

とは言え、申し訳なかったと謝りました。

しかし真由美の怒りのボルテージは一向に収まりをみせません。

いくら謝罪をしても許す気配の無い真由美に愛想をつかした僕は、別々に家に帰ろうと

言い残し、友達の飲みに行きました。

その夜、真由美からLINEで、

「結婚式1つ、ちゃんと出来ない人とは結婚出来ない。」

とLINEが入り、友人に謝って慌てて家に帰り今度は解決するまで謝りました。

今思えば、適当にあしらった僕も悪いですが、真由美はマリッジブルーだったんだと思います。

今まで、こんな不安定な真由美を見た事が無かったので、僕もどうしていいか分からない状況でしたし

泣き叫ぶ真由美をなだめて、何とか無事、結婚式をする事が出来ました。

このマリッジブルー事件の片鱗が、今後の僕の「セックスレス」に直結するとは当時全く思いもしませんでした。。。

次回へ続く

コメント

タイトルとURLをコピーしました